先日、当館の売店・ネットショップでも人気の、『かりんとう』の取材に行ってまいりました。
今は田植えのシーズン。
のどかな風景の中に、加工所がありました。
かりんとうを作っているのは、南小国町湯田地区の農家のお母さんたちで構成されるグループ『ゆたんもん』です。
(ゆたんもん=湯田に住む者という意味の方言)
今年で結成から22年。
「農業をやっているから外には出られない」
「外に出るのは男性」
そんな農家の固定観念を吹き飛ばす、元気なお母さんたちです。
かりんとう作りは朝8時30分頃から始まります。
作業の役割分担は決まっていませんが、自然といつも通りの定位置につき、それぞれの作業にとりかかります。
~かりんとうの作り方~
① 生地をこねて発酵器で30分ほど寝かせる
② 生地をのばす
③ カット
④ 揚げる
⑤ 冷ます(りんかけ)
⑥ 袋詰めをして完成!
かりんとうは、水を一切使わず、代わりに小国ジャージー牛乳を100%使用して作られています。
味は全部で5種類。米粉・よもぎ・柚子こしょう・シナモン・ラムレーズン。
一度食べたら止まらなくなってしまう、素朴で美味しいかりんとうです。
しっとりしているというよりは、“ポリっ”と歯ごたえがあって、それがまた止まらなくなります。
御客屋スタッフの間でも大人気の商品です。
「今年は地震もあって、かりんとうはこれ以上売れないだろうから、暇になってしまうねぇ・・・」と言っていた矢先、
御客屋から大量の注文が入り、「よぉし!がんばろう!」と元気が出たと笑顔で話してくれたお母さんたち。
笑顔は周囲に波及する。
そう信じて、ゆたんもんのお母さんたち、そして御客屋は今日も一日みーんな笑顔です!
がまだせ、ゆたんもん!がまだせ、御客屋!がまだせ、熊本!
今日も朝から、できたての『かりんとう』を御客屋まで届けてくださいました。
南小国の元気なお母さんたちが作る『かりんとう』が、皆様に笑顔を届けますように。